機動戦士ガンダム 第2話 ガンダム破壊命令

第2話 ガンダム破壊命令

 

ホワイトベースでは、大半の正規軍人たちが死傷し、生き残った少年少女が協力してコロニー脱出の準備を進めていた。シャア少佐は、連邦側モビルスーツの機密を求めて自らサイド7内部へ潜入。

 

ーーあらすじ

 

軍人や民間人問わず、誘導ミサイルが迫るホワイトベースでは操縦の担い手を要していた。

ミサイルが直撃し、機内に亀裂が生じたホワイトベース

レバーを引くとピンク色の球体が機体の損傷部分を塞ぎ、壁としての役割を果たした。

空気が漏れることはなかった。

 

機内では民間人の母親が娘の安否を嘆き、主にフラウボゥが避難を促していた。

そこにモビルスーツに搭乗したアムロが現れ、フラウボゥに空気の重さによる窒息死の危険性を伝え、すぐにホワイトベースに誘導させた。

 

艦長パオロ・カシアスは迎撃態勢に入っていたがパイロット候補生の1人リュウ・ホセイホワイトベースの操縦を引き受け、「やってみます…!」と声を上げたが、その直後に爆風を喰らい艦長は重傷を負ってしまう。

 

一方、シャアは敵前逃亡を犯したスレンダーの失態を咎めず、むしろ自分とデニムの命令に忠実であったスレンダーを「気にすることはない。」と寛大な処置で見送った。

シャアはデニムを負かしたモビルスーツガンダムの性能に疑念を抱き、少尉にレーザー通信回路を開くよう指示。

ドズル中将を召集することにした。

 

フラウボゥや民間人含めホワイトベースの軍艦に避難しており、フラウボゥは子どもたちの母親を探しに行くことに。

その直後、フラウボゥは爆風に巻き込まれて深い傷口を負った艦長が運ばれてきたため手当てにあたる。

さらにサイド7に入った軍人は皆全滅、たったザク2機の追跡のために…と情報が入り、圧倒的戦力差を見せつけられた地球連邦軍

その渦中において唯一の希望の星であるガンダムの操縦者がガンキャノンガンタンクの積み込みを急いでいたが、パイロットの正体は不明との事。

 

そんな会話の折、スペースグライダーのライセンス所有者ミライ・ヤシマホワイトベースの操縦の任務を請け負うことに。

 

一方、シャアはモニター越しにドズル中将に昨夜の作戦失敗を咎められ、晩餐の支度もすべて台無しになったと伝えられる。

シャアは動じる事なく連邦軍のv作戦、それに伴うモビルスーツの開発等重要な情報をキャッチしたとドズル中将に報告。

さらにたった1機のガンダムのためにザク2機を失ったと真剣な顔で伝える。

ドズル中将はシャアの真剣度が伝わったのかザク3機をジオン軍に投入、弾薬やミサイルの燃料補充を進める。

その後シャアはモビルスーツの開発の情報を掴むため突撃隊員を3名召集、少尉は補給艦の隊員を戦闘に回すことをシャアに促すが、それに対してシャアは

戦いとはいつも二手三手先を考えて行うものだ。

スレンダーは脱出した。

ということは…

逆もまた可能ではないのかな?

と得意な顔で皮肉めいた。

 

ホワイトベースではガンダムパイロット(操縦者)がアムロと判明、艦長はアムロを知らなかったが、サイド7では訓練や演習の経験があるアムロ

それが何者かを確認するため、ブライトが右のコンソールでガンダム内部のモニターを映し出すと、そこには若き青年が操縦レバーを構えていた。

艦長とブライトはアムロの若さに驚くが、ヤシマはアムロの詳細は知らずともサイド7では有名なメカニック好きとして認識していた。

 

一方、フラウボゥは艦長の命を受け、逃げ遅れた民間人の救助にあたっていた。

そこに1人ジオンからの爆風を避け、命からがら逃げ延びた民間人カイ・シデンが他人の犠牲そっちのけでエレベーターに乗り込む。

そんな自分優先で無責任なカイの頬をセイラは思いっきり平手打ちし、「それでも男ですか‼︎ 軟弱者‼︎」と痛烈に非難。

セイラとフラウボゥは逃げ遅れた民間人の救助に行った。

 



ジオン軍はサイド7 のスペースゲートに弾道ミサイルの目標を定めつつ、ドッキングベイの直撃を避けるよう緻密な指示を下していた。

遥か遠くの惑星めがけてミサイルを水平発射、ホワイトベースではまたしてもダメージを受け揺れる。

さらにシャアはスレンダーにホワイトベースへの潜入を命じた。

 

ホワイトベースではガンダム以外にもはや戦力が尽きており、ガンダムに乗り込んでいるアムロの腕前に一縷の希望を託すしかなかった。

艦長は若い命をかけて戦うアムロビームサーベルを譲渡、ブライトはアムロに対しサイド7に残ったガンダムの部品やパーツを全て処分するよう命令。

アムロは反対するものの、連邦軍の存続を揺るがしかねない機密情報をジオンに知られるわけにはいかず、まさに苦渋の決断であった。

艦長はアムロホワイトベースの全権を託し、ついにアムロジオン軍との一大抗争が幕を開ける。

 

一方、フラウボゥは生存者の救助を呼びかけ、セイラは1人の人影を確認、護身用の銃を持ち出して「おやめなさい‼︎」と命令。

その人影の正体はシャアであった。

シャアは「勇敢だな。」と皮肉を入れるもヘルメット越しからセイラの顔を見ると「似ている…。」と意味深なセリフを言い出す。

銃口を向けていたセイラに甲冑の一部を投げつけピストルをのけるとついにシャアはヘルメットを脱ぎ、素顔を明かした。

その姿は”金髪の凛々しい容姿端麗なイケメン…”といったところ。

 

その直後、シャアはアムロが操縦するガンダムの気配を感じ取り、その場をロケットランチャーで退散。

セイラは「兄さん…。」と呆気に取られていた。

アムロはセイラを保護し、ガンダムの機密情報をすべてミサイルで焼却。

 

しかしシャアは物陰に身を隠しており、ホワイトベースの門が開くとシャアはホワイトベース内部に侵入。

シャアは連邦軍の攻撃を避けながら手榴弾でゲートを破壊し、空気の抜け穴からホワイトベースを脱出。

ついにシャア率いるザクの軍隊がアムロを迎え撃つ。

 

アムロは初めての実戦に緊張し、「撃つぞー‼︎」と奮い立たせてビームを放つが、シャア含むジオン軍には一向に当たらない。

シャアはムサイにザクの射出を命令、ザク2機を実戦に投入。

 

ホワイトベースではブライトが陣頭指揮を取り、アムロが操縦するガンダムホワイトベースとの距離を縮めるよう命令、メカ知識に疎い民間人も作戦に駆り出され、勝機は薄かった。

ホワイトベースはドッキングベイを抜け、リュウが発進の任務を請け負った。

ブライトは戦闘シミュレーション経験が2度しかないリュウアムロと同等レベルの操作水準とみなしておりあまり期待していなかった。

さらに大型ミサイルが接近、アムロガンダムの攻撃でミサイルを相殺した。

その後2機のモビルスーツの接近を感知し、ブライトはザクを疑ったが宇宙大気圏を高速で移動するザクは存在せず、1機のザクは通常の3倍のスピードで迫っているとの事。

その時、艦長パオロは”赤い彗星のシャア”…と。

ルウム戦役で5隻の戦艦がたった1人のシャアに撃破されたというシャアの規格外なモビルスーツの腕前に危機感を募らせ、艦長は「逃げろ…‼︎」と声を絞る。

 

 

見せてもらおうか。連邦軍モビルスーツの…性能とやらを。

そう言いながらアムロガンダムに迫るシャア。

アムロはビームで迎撃したがシャアはするりと回避、さらにアムロは逆にカウンターを喰らってしまい、直撃は免れたものの一部損傷してしまった。

しかしシャアは相手のガンダムの運動神経の高さに驚いていた。

 

その後シャアと徹底抗戦を繰り広げ、スレンダー操縦するザクをついに撃破。

スレンダー死亡。

シャアはガンダムの破壊力に焦るが、アムロも同時にザクを1撃で倒せたことに呆気にとられていた。

その後ビームの燃料が足りず、ガンダムホワイトベースに着艦。

シャアは退散し、次の戦闘準備に備える。

 

ホワイトベースに帰還したアムロをブライトは

ガンダムはもっと有効に活用するべきだ。

と、ガンダムの耐久性に甘えて回避を怠るアムロの操縦性を非難。

今後はアムロホワイトベースの中心的存在となり、全権を担うことに。

ホワイトベースの命運を握る男、

そんな重すぎる使命を背負わされたアムロ

次回はどんな戦いを見せてくれるのだろうか?

 

ルナツー

宇宙都市建設の鉱物資源を得るために運ばれてきた小惑星

今…ここには連邦軍の最前線基地がある

 

そうナレーションの説明が入り波乱の第2話は終了。