〜ルフィの過去!赤髪のシャンクス登場〜
ーーあらすじ
バギー一味が乗った船がオレンジ村に向かう途中、1人の女性が遭難していることに気がついた。
バギー一味の3人は「おお、女だ!」と突然の女の子の出会いに喜び、意気揚々と船に乗り込む(財宝を漁るため)。
ナミのほうは海の果てに人間と出会えたことを「夢じゃないかしら」と表現し、3人に水をせがむ。
そして3人が乗り込んだ直後、ダミーの宝箱で3人を騙した挙句に3人が乗っていた船をパクり、グランドラインの海図があると言われているオレンジ村へと向かうことに。
一方、グランドラインへと向けて海に漕ぎ出したルフィとゾロはいつまでも海の真ん中で漂流していることにヤキモキしていた。
そこでゾロから海賊王を目指すのに航海術を身につけていないのはおかしいと嗜められ、腕のいい航海士を見つけるために何か案をめぐらす。
ルフィはゾロに対して「お前こそさすらいの賞金稼ぎじゃないのか?」と言い返したが、ゾロは「俺はある男を探して海に出た」と空を見上げながらつぶやいた。
さらに途中で故郷に帰れなくなってしまい、生活費工面のために海賊狩りを行っていたとの事。
ルフィからは「なんだ迷子か」と痛いところを突かれている。
ゾロは「その言い方はよせ!(💢)」と船を思いっきり叩いてしまい、その振動のはずみでルフィの被っていた麦わら帽子が空に舞い上がってしまった。
そして時遡ること約10年前…
ーーシャンクスとルフィの過去
偉大なる航路(グランドライン)から少し離れた東の海…フーシャ村の酒場で男たちが宴会していた。
その中に幼年期のルフィも混ざっており、赤髪のシャンクスに「お前なんかが海賊になれるか」と笑われたことでルフィは泳ぎがうまかったりパンチが速かったりと自分の強さをアピールする。
その際、シャンクスのクルーであるヤソップが「なにせ俺のガキと同い年だからな」とルフィに対して言っており、後に登場するウソップの存在をほのめかしている。
その宴会中、この町では乱暴者の山賊一味が酒場に押しかけてくる。
酒を20杯ほど要求するが、シャンクスたちがほとんど飲み干してしまい、あと1本の酒瓶しかなかった。
シャンクスは詫びとして栓が閉じられた新しい酒を山賊(ヒグマ)に渡したが、ヒグマはその酒瓶を粉々に砕いてしまった。
さらに自分が800万ベリーの賞金首であることを明かし、剣を取り出して店を荒らした。
曰く「このほうが掃除のやりがいがある」との事。
酒がないと知った山賊らは引き上げ、それを一部始終見ていたシャンクスの仲間は盛大に笑っていた。
シャンクス本人も笑って済ませていたが、ルフィは「なんで笑ってるんだよ!大の男がみっともないじゃないか!」と怒りをあらわにした。
シャンクスは酒をかけられただけのことだとルフィに説得し「怒るほどのものではない」と受け流していた。
(実はこれは後の伏線にもなりうるシーンでもある)
ルフィはそんなシャンクスたちに失望し、やけ食いとして怪しげな実を平らげてしまった。
それに気がついたシャンクスは「お前何を食べてる!?」とルフィに詰め、中のものを吐き出すよう逆立ちの状態でルフィを乱暴に揺らす。
しかし時すでに遅し。
胃の中に入った実はルフィの体質を伸縮自在のゴム人間とさせ、一生泳げないカナヅチ人間にもさせられた。
後日、ルフィは山賊の件がやはり癪に触ったのか単身ヒグマに喧嘩を売ってしまった。
マキノが確認した酒場は無惨に荒らされており、ルフィとヒグマの喧嘩のシーンも目撃していた。
急いでシャンクスのもとに駆けつける。
一方、ルフィはそれでもなおヒグマに対して悪態をつき、ヒグマの怒りをとうとう爆発させてしまった。
駆けつけたマキノたちはルフィを許してほしいと懇願するが、ヒグマは聞く耳を持たずにルフィを殺すことを決める。
その刹那、酒場に誰もいないことを不審に思ったシャンクスたちがルフィのもとに駆けつけた。
ヒグマは相変わらずシャンクスのことを挑発するが、それでも引かないシャンクスの頭に銃口を突きつけ「頭ぶち抜くぞ」と脅した。
シャンクスはピストルの弾を抜いたヒグマの部下に対し「命かけろよ?」と言い、「そいつは脅しの道具じゃねえって言ったんだ」と宣言。
その直後、シャンクスの仲間であるラッキーウがヒグマ部下の頭をぶち抜いてみせた。
それに腹を立てたヒグマが部下を差し向けるがベンベックマン1人にボコボコにされ、1人残ったヒグマは逃げの一手として煙幕を撒き散らし雲隠れしてしまう。
うろたえるシャンクスをラッキーウが宥めていたが、海に出ていたヒグマはルフィを海に放り投げて泳げないルフィを嘲笑っていた。
しかしその背景に海王類が現れ、一瞬にして筏ごとヒグマを捕食してしまう。
ルフィも海王類に襲われたが間一髪のところでシャンクスが割って入り、「失せろ…!」と強い眼力とオーラを漂わせ、それにビビった海王類は海の底に沈んだ。
その後、ルフィを庇った代償として左腕を失ったシャンクスはルフィの落ち度を批判することもなく「無事でよかった…!」とその場で泣き叫ぶルフィを抱きしめた。
そしてついに長い拠点だったフーシャ村からシャンクスたちは離れることになり、ルフィの「俺はいつか絶対海賊王になる!」という強い志を尊重して自分の形見的存在でもあった麦わら帽子をルフィの頭に被せ、ルフィはシャンクスたちの出航の瞬間をじっと見守っていた。
長い長い約束の果てに…
ーー回想シーン後
ぼーっとしていたルフィをゾロが気にかけたが、ルフィは「いやなんでもない。サンキューなゾロ」と返していた。
そんな頃、腹を空かせていたルフィたちは上空を飛ぶカモメに目をつけルフィのゴムを活かしてカモメに突撃したが、なぜかその場でずっと静止していた。
ゾロが目を凝らして確認するとカモメの嘴がルフィの頭をパクついたまま飛んでおり、「助けて〜!」と上空でこだまするルフィの声を聞いてゾロは「アホ!何やってんだてめぇは!💢」と船のオールを力一杯に漕いだ。
その途中、ナミに船を奪われたバギー一味3人が遭難しており、ゾロは船を止めずに乗り込むよう強要。
そして船に乗り込んだバギー一味は態度を一変させてゾロに剣を向けて財宝を要求するが、ゾロが海賊狩りと知った瞬間にひれ伏し、船のオールをゾロの代わりに漕ぎ出した。
3人が船を漕いでいる途中、バギーの名前を言い出すとゾロは「誰なんだ?そのバギーってのは」と質問した。
3人は自分たちの頭であり悪魔の実を食った恐ろしい海賊…とゾロに説明し、ドクロを模った海賊旗が画面いっぱいに表示された。
さらにバギーが拠点にするオレンジ村ではナミが起こした海図奪取事件で、しばしの騒ぎになっていた。
バギーは港の空に何かがいることを部下に聞き、躊躇いもなく「撃ち落とせ。」と命令した。
大砲はルフィを咥えていたカモメに直撃し、ルフィは偶然その場に居合わせていたナミとバギー一味の所に落下した。
騒然とする中、ルフィはケロッとした表情で「なんか面白い経験しちゃったなあ〜」とぶっちゃけていたが、ナミはそれを奇異の眼差しで見ていた。
〜TO BE CONTINUED〜