〜恐怖 謎の力!海賊道化バギー船長〜
ーーあらすじ
上空から突然落下してきたルフィ。
その場に居合わせたのはナミとそれを追っているバギー一味だった。
事態をしばし飲み込めないナミだったが、ルフィを見るや否やすぐに顔色を変えて「親分!助けに来てくれたのね?」と言い残して一方的に身代わりを申し付けた。
そしてその場を去り、残ったルフィは3人組のバギー一味にガンをつけられるも返り討ちにした。
その際、敵の攻撃がヒットして舞い上がった麦わら帽子をキャッチし、「俺の宝物に触るな。」といつになく真剣な顔でこう言った。
戦闘シーンを終始家屋の上で傍観していたナミはルフィの実力を買い「ねえ、私と組まない?」と協定話を持ちかけるが、ルフィに「嫌だ。別に俺はお前と組みたくねえ」と突っぱねた。
断られたナミはしつこく食い下がり、ルフィの空腹に取り入って家でご馳走させることにし、ルフィはすっかり喜んでしまった。
その頃、海図を盗まれたバギーの部下がバギーに「そもそもなんで海図が盗まれるんだ?」と詰問され、部下が「保管していた小屋の鍵がつけっぱなしで…」と返した。
ところがこの間にバギーが顔色を変え、つけっぱなしをつけっぱな(鼻)と聞き間違えて怒りをあらわにする。
バギーはバラバラの実で部下の首を締め上げ、「俺に逆らうとどうなる?」と質問したところ、部下が「派手な死が待ってます… お、お許しを…!」と声を絞ったので聞き間違えということで今回は寛大に許すことにした。
一方、ルフィはナミにパンやご馳走を振る舞われ、ムシャ食いしていた。
ナミはこのオレンジ町の人間ではなく、この町の住民はバギー一味が占拠してしまったことで逃げてしまったという。
ナミの目標は1億ベリーを稼ぐことであり、グランドラインの海図を売り払うことで1億ベリーの大金を手に入れようとしていた。
ルフィはナミが航海士だということを知るとナミを仲間に誘うが、ナミは海賊と組む気はないということできっぱり断った。
曰く、好きなのはお金と蜜柑で、この世で1番嫌いなのは海賊だという事。
街中ではナミが持ち出した海図を取り戻そうとバギーの部下たちがウロウロしていた。
それを窓越しに見ていたナミはルフィに条件つきで一時的に手を組むことを許可し、その場にあったロープでルフィを縛りつけ拘束した。
さながら連行中のような光景であったが、鈍感なルフィは全く気にしてもいなかった。
バギーは泥棒(ナミ)に海図を持ち去られたことに激怒し、「派手に死ねい!」と怒鳴りつけたが、その際にルフィを連れたナミがバギーのアジトにやってきて事態は急展開を迎える。
ナミは背後からルフィを押し倒して身柄を確保したといわんばかりに海図をバギーに手渡し、バギーの計らいによりナミのこれまでの無礼な行動は免罪した。
さらにバギー一味の仲間になりたいというナミの呼びかけにも快く応じ、ナミの歓迎会を開くことにした。
ルフィは鉄格子の檻に閉じ込められ、宴会の行方を終始見ていた。
ナミはこの宴会のどさくさに乗じてグランドラインの海図を奪おうという算段を立てており、そのついでにバギーの財宝までも自分のものにしようとしていた。
気分のいいバギーは大砲にバギー弾を装填し着火。
一瞬にして前方向の街が吹き飛び、家のガラクタが山積みになった。
バギー弾とバラバラの実さえあればグランドラインを制覇できると高らかに宣言したバギーに対しルフィが「グランドラインを制するのは俺だぞ。」と返し、バギーは呆れ顔でナミに同情した。
そしてナミ本人にバギー弾でルフィめがけて着火するよう命じ、ナミは戸惑った。
周りからは撃て撃てコールが巻き起こり、ナミはその場で立ち尽くしてしまう。
ルフィには借りがあり、海賊と同類にはなりたくないということでなかなか着火できずにいた。
ルフィからは「そんな中途半端な覚悟で海賊を相手しようとするからそうなるんだ。」と嗜められ、ナミは「覚悟って何?相手を殺すことが覚悟なの?」と反論したが、ルフィは「違う。自分の命を賭ける覚悟だ」とすました顔で返した。
痺れを切らしたバギーの部下がナミのマッチ棒を取り上げ強引に着火しかけたが、ナミが間一髪のところで制止。
激怒したバギーだったが、実はすでに火はついており、発泡目前の状態だった。
ナミはバギーの部下たちを棒術で跳ね除け、火のついた導線部分を押さえて必死に火を止めようとした。
結果的に火は止まったが、背後から襲ってきたバギー一味に襲われ、呆気に取られてしまった。
その直後、駆けつけたゾロがバギー一味を剣でさばいてみせ、ナミを助けた。
ーーゾロVSバギー
ゾロの救援に喜んだルフィは「早くここから出してくれよ〜」とせがむが、ゾロは半分呆れ顔だった。
その男が海賊狩りのゾロと知った瞬間にバギーは「俺の首でも取りにきたか?」とゾロを挑発したが、ゾロはバギーに興味がなく戦う意思を見せなかった。
しかしバギーは「俺は興味あるねー。なにせお前を殺せば俺の名が上がるからな」と返し、ゾロは「やめとけ。死ぬぞ。」と威嚇。
2人は戦闘体制に入り、バギーは舌で剣の刃先を拭い、ゾロは剣を口に加えて睨み合っていた。
バギーは勢いよく飛び上がってゾロに襲いかかるが、ゾロにあっけなく腕と足を切られてしまい、その場で倒れ込んでしまう。
ルフィは拍子抜けの顔だったが、バギー一味は全員笑いを上げていた。
そして次の瞬間、ゾロの足を剣が貫き、血の色に変わった。
形勢逆転し、バギーは自分がバラバラの実の人間であることを告白。
ルフィは「バラバラ人間って…あいつバケモンか?」とキョトン顔で言っていたが、自身もその悪魔の実の能力者だということに全く気づいておらず、ここだけ少しメタ的な描写に改められていた。
急所は外してしまったが相当な深手だったようで、ゾロはその場でうずくまってしまう。
そして檻にいたルフィは「後ろから刺すなんて卑怯だぞデカっ鼻ー!!」とバギーを挑発しぶっ飛ばすことを宣言。
ナミは半ば諦めかけていたが、何を思ったのかルフィは白い歯をむき出しにして笑っていた。
ゾロはルフィの檻を力一杯に持ち上げ、さらに大砲の向きを回転させてバギーめがけて着火。
大砲は発動。
その後はどうなったのか、今は誰も知らない。
〜TO BE CONTINUED〜