〜べびるん 成長するん♪〜
ーーあらすじ
主人公・ゆかの母親はケーキ屋を営むパティシエです。
ケーキを作る腕は確かなもので、娘のゆかにもケーキの作り方を教えています。
そこにゆかの友達、あおいが血相を変えて飛び込んできました。
それによると公園でべびぷに(赤ちゃん)が泥まみれの状態で倒れていたとの事。
べびぷにはカラスに食べられそうになりつつも負けじと対抗し、周囲をくるくる回ってカラスを混乱させ、追い払うことに成功しました。
しかし疲れたのかべびぷにはその場で倒れてしまい、第一発見者のあおいがゆかに相談したことから物語(第2話)は始まります。
ぐったりしたべびぷにを元気にさせるべく、大好物の「ぷにぷにした料理」を振る舞うことにします。
あおいが思いついたのは、こんにゃくの味噌田楽!
しかしあまりに的外れだったので、このアイデアは無碍にされました。
結局、ゆかの母親の手作りグミを食べさせたことで徐々に快方に向かい、あいるんも加わってすっかり元気になりました。
さらにぷにるんずの頭文字「ぷ」をリスペクトした奇抜なネーミングの料理(レッツ・ぷっキングやぷにんあらもーど)なども提供し、べにぷにはあっという間にぺろっと平らげてしまいました。
そしてべにぷにの体が突然輝きを放ち、きいるん(黄色をしたぷにるんず)に成長しました。
そのきいるんに愛着が湧いたのかあおいはきいるんを指先でチョンチョンと触ったものの、きいるんはなかなか懐いてくれませんでした。
ゆかの薦めであおいはきいるんを家で世話することにし、指先の力加減やプッシュ度合いなどを懸命に練習し、きいるんを責任もって世話しました。
しかし結果は違いました。
しばらくしてあおいはゆかに対し溶けきってしまったきいるんを見せ、罪の意識にあおいは苛まされます。
あおいは自分の元気を分けるから、また元気なきいるんの姿に戻ってほしいときいるんを抱きしめました。
その母性や優しさが伝わったのか、きいるんはぐんぐん成長し、最終的にえねるんという姿形にまでなりました。
そう、きいるんの成長の源は、飼い主の母性や優しさそのものにあったのです。
それからあおいはえねるんの世話を続け、えねるんが自分の部屋を飛びまわるほど元気になったことをゆかに電話で伝え、第2話は終了します。
〜終わり〜
ーー2話の感想
本当に取り扱いが難しい生き物だなって思います。
少し力加減を間違えると機嫌を損ねてしまうし、愛情表現が伝わらないと溶けてしまうし…。
なんていうか、ペットにしたくない生き物ランキング1位ですね(笑)
てか溶けてしまったら床の掃除も大変そうだし、なんだか気味が悪そうです。
普段は弾力とはりがあり、みずみずしいぷにるんずも気分次第ではアイスのように溶けてしまうのですね。
それをどうやって戻すかはよくわかりませんが、とにかく第1話の可愛らしい印象とは打って変わってめんどくさい生き物だな〜というイメージが自分の中で普遍化してしまった…。
第3話でもきいるんと似たようなことが起こるのか、それともここでイメージ挽回の余地を見せてくれるのか、
見どころのある分岐点になりそうです。