離婚しない男 第2話 不機嫌な鈴の音

〜不機嫌な鈴の音〜

 

ーーあらすじ

 

綾香とマサトの不倫シーンを見てしまい、悲嘆する岡谷。

帰宅して娘・心寧や綾香との新婚写真を見るや込み上げてくる悲しみと怒り…。

その頃、娘の心寧が帰宅し、びしょ濡れの父親を気にかけるが、岡谷は「外で写真撮影をしていた」と嘘をつく。

そして心寧の笑顔を見ていくうちに親権獲得において重要な要件を思い出す。

それは財団弁護人との面会を通して「不倫していても子どもを育てる能力が勝っていれば関係ない」と口を揃えたことに起因する。

離婚が成立した後、子どもの親権が父親の手に渡る確率はたったの1割。

裁判による調停や審判のすえに決定する親権の帰結について、岡谷はたった1割というわずかな数字に希望をかけて心寧との同居生活を果たすべく親権争いに全力を尽くす。

そして綾香が帰ってきた。

綾香は前歯が折れた岡谷を見て「バカじゃないの。」と罵った。

自分の不注意で角に当たったと嘘をつき、歯医者に行くことを伝えた。

それを心配する心寧を岡谷は撫でようとしたが、綾香は岡谷の手をのけて「濡れた手で心寧に触らないで」と一蹴。

相変わらず岡谷は歯を食いしばっていた。

岡谷は洗面所の鏡を見て白い歯を剥き出しにして歯の調子を確認。

リビングに戻ると海苔が巻かれていないおにぎり1つだけが用意されていた。

あまりにお粗末すぎる量だが、おにぎりを食べた瞬間に2度目の歯が折れてしまった。

しかしおにぎりの中身を確認するとなぜか結婚指輪が仕込まれていた。

歯が折れた原因は結婚指輪だった。

翌日、岡谷は綾香に結婚指輪について尋ねると綾香はサイズが合わなくておにぎりの中に入ってしまったと説明。

綾香は「私の指輪が緩くなってることすら気づいてなかったでしょ。」と家族(というか自分)に無関心な岡谷を非難。

さらに綾香には心寧の打ち合わせの予定が入っており、岡谷に洗濯を頼んだ。

そのうえ手洗いで洗濯するよう命令し、何かを察した岡谷。

岡谷は探偵の三砂に結婚指輪について話した。

三砂は財団先生に取り合ってもらえるよう、引き続き証拠集めに尽くすよう言った。

さらに岡谷に対して茶色の高級財布をプレゼントした。

岡谷は親権問題に強い弁護士事務所を訪ね、各地を転々とした。

しかしことごとく門前払いをされた。

一方、綾香はマサトの事務所を訪れ、マサトに自宅でSEXをやることのリスクについて相談。

綾香は岡谷から多くの慰謝料をもらい、娘とともに暮らすという算段を立てていた。

それを聞いたマサトは綾香に詰め寄り、綾香を忠犬ハチ公のごとく従わせ、綾香はされるがまま「わんわん!」と答えていた。

岡谷は1日中洗濯をしており、たわしで手を切ったり赤くなったことを三砂にぶちまけた。

三砂は話題を変えてマサトの人物像をついに掴んだと伝える。

心寧が今、子役として専属契約を結ぶために通っている「Pole sunny Production(ポール・サニー・プロダクション)」の統括マネージャーであると…。

そこで出会ったのが綾香とマサトだったのだ。

 

ーー危険な出会い

 

路上スカウトされた心寧を子役として使うことを事務所で話し合ったのが綾香とマサトとの出会いの始まりだったとされる。

心寧が自己PRを始めるとマサトは目つきを変えて綾香のほうを見つめていた。

191日前(約6ヶ月前)、心寧の未来について綾香と2人で話し合うことを決め、188日前にディナーをしてマサトは綾香による心寧の教育を褒め称えた。

さらにマサトは旦那の職業を尋ね、綾香は「関東新聞で働いています。」と答えた。

エリートの仕事にかまけてばかりの旦那(岡谷)は家に帰ってこない日が多いことをぐちり、マサトはワンオペの厳しさに強く共感した。

さらにマサトは自分の得意とする掌のマッサージを綾香にし、あるツボを押したところで「ああぁん!❤️」と思わず声を上げてしまった綾香。

綾香は気を取り直してお返しにマサトの掌のマッサージをした。

マサトもつられて「おおぉん…!」という声を出し、徐々に関係を深めていった。

181日前、マサトと綾香は白餡を食べ、粉がついたお互いの鼻を手で落としていた。

さらに鼻に粉をつけたのはわざとだったらしく、恋の始まりを予感してしまった綾香とマサト。

174日前、綾香はベッドシーンの中でマサトとの出会いを通じて本当の愛を理解したと伝える。

そして旦那とはいつわりの愛だったことも告白。

マサトは相手が既婚者であるにも関わらず綾香とイチャイチャしていることに罪の意識を覚えていた。

しかし綾香は岡谷と離婚すると言い、心寧の親権を取ってマサトと同居することを決める。

マサトのほうもそんなシチュエーションを膨らませて、最終的にはキスをしてしまう。

綾香は奇しくも岡谷が訪れた財団法律事務所のもとに行き、旦那と離婚して娘の親権を取りたいと涙ながらに訴えた(財団先生には嘘泣きとバレていた)。

旦那とは1年以上まぐわっていないSEXレスの関係にあることを明かし、マサトに本当の愛を教えてもらったことも伝えた。

財団先生は「アイラブ…でございますか?」と質問。

メタいが綾香は「あい…」と相槌を打つ。

しかし財団先生は慰謝料請求のためにワンオペの自分を被害者に見立てて離婚を成立させたい、という綾香の本性を見抜いており弁護人としての手前もあって綾香を門前払いした。

 

ーーまたしても…

 

一方、右も左も自分の味方をしてくれる人がいない状況に、岡谷は親権獲得を半ば諦めかけていた。

しかし三砂はケースに入った集音マイクを取り出し、マイクを壁に押し当てて証拠をおさめようと岡谷を奮い立たせる。

翌朝、三砂に言われた通り岡谷は録音を開始するが、部屋から声が聞こえないのでこの日は諦めた。

しかしマサトはリモートワークで隣の部屋におり、仕事を終えて綾香がついに帰ってきた。

声が隣の部屋に漏れることを防ぐため、岡谷と三砂はLINEのやりとりで意思疎通をしていた。

マサトと綾香は玄関で会っており、鈴を持ったマサトが綾香とイチャコラし始めた。

三砂は岡谷に証拠のための録音を促すが、岡谷はなぜかそれを渋った。

どころか強烈な拒否反応を示していた。

らちが明かないと考えた三砂は自分のスマホで録音しようとしたが充電が切れていたため、最終判断は岡谷に委ねられていた。

えっちシーンを終始聞いていた岡谷。

岡谷は我慢した気持ちを抑えていたが、指の関節部分が折れ、その場で泣き崩れた。

三砂は最後まで我慢した岡谷を「よく頑張ったね…。」と慰めた。

岡谷は家のバスルームで綾香との初告白シーンや思い出に浸りながらも「俺は…心寧の親権を取るんだ…!」と声を絞った。

 

〜2話終わり〜

 

ーー2話感想

 

サムネから篠田麻里子小池徹平の濡れ場シーン…

この時点で性的なオフィシャルをむんむんに漂わせていますね…

しかし岡谷(伊藤淳史さん)も不器用な人間だなって思いますね。

1度失敗した録音を、2度失敗する。

しかもその都度、部位欠損に陥る。

(1話は前歯、2話は指の関節)

これは明らかに不器用ですよね?

でもそれだけ綾香との出会いに深い思い入れがあるのでしょうね…

だからこそ、綾香に対するわずかな愛情を捨てきれずに証拠集めがいつも未遂に終わってしまう…。

娘の親権争いは諦めない、

でも綾香との思い出は捨てきれない…

そんなアンビバレントな岡谷の心理状況を見事に表している良き人間ドラマですね。

綾香のほうはおそらく旦那に対する愛情のカケラもないのでしょうが(笑)

しかしまあ、サムネにマリコ様と小池徹平さんのSEXシーンをあしらうとは…

テレ朝ドラマでこれほどまでにセンシティブなサムネを見たのは初めてかもしれません(笑)

まあ、私が普段、いわゆる性的な内容ものの作品をあまり見ないからでしょうけど、やはり20代の私にとっては少し刺激的ですね…

夜に見るのはあまりお勧めしないかも、です(笑)

では次回の3話でまたお会いしましょう。