ドラえもん 第2話 ドラえもん タイムマシンがなくなった‼︎

ドラえもん タイムマシンがなくなった‼︎〜

 

 

ーーあらすじ

 

1階の部屋が散らかってるのを見てママはのび太に注意しますが、後ろを振り向くと茶色の狼がいました。

ママは焦ってベランダに飛び出していきます。

これはのび太によるモンスターボールのバーチャル映像でした。

ママはそれに気がつき、のび太の2階の部屋に上がりますが、のび太はタイムマシンの引き出しに隠れていたため、バレずに済みました。

のび太ドラえもんから借りたモンスターボールでママを出し抜いたことをドラえもんに言いますが、ドラえもんはそんなのび太を叱りつけます。

そこでのび太が逃げた先のタイムマシンがないことにドラえもんが気づき、タイムマシンのブレーキを忘れてしまったために未来か過去の世界に飛んでしまったのです。

ドラえもんは『タイムベルト』を取り出しました。

これは場所は動けないけど時間移動ができる、という優れモノです。

タイムマシンは超空間に波を起こすため、タイムセンサーの電波をたよりにタイムマシンの場所を突き止める、という方法を取りました。

センサーがタイムマシンの存在を感知し、ついに場所をとらえたドラえもんのび太は超空間を抜け出しました。

…が、落ちた場所は平原が広がるところでした。

1866年昔ののび太の部屋がある場所に移動し、2人はタイムマシンを探し始めます。

しかしタケコプターで探してもタイムマシンは見つかりません。

タケコプターのバッテリーが不足し、ついに夜になってしまいました。

2人は焚き火で休息していましたが、茂みから野生の動物が現れ始めました。

ドラえもんのび太は野生動物が逃げ出した方角にタイムマシンがあると見て2人は静かに進みます…。

さらに山を見上げると山腹に赤い目を光らせた何者かが睨んでいました。

2人は逃げ、火を起こしたりあらゆる武器を取り出して臨戦態勢に入りました。

しかし1日経ちましたが結局怪獣は出ませんでした。

2人はすっかり寝不足です。

川向こうに着くと2膳の箸が流れ、村の存在を嗅ぎ取ったドラえもんのび太はついに集落を発見しました。

しかし女の子の泣き声が聞こえてきたので2人はこっそり家の中を覗き込みました。

2人はほんやくこんにゃくを食べ泣いている理由を尋ねましたが、

開口一番「たぬきが喋った!」と言われ、調子が狂ってしまうドラえもん

村長に会うと八岐大蛇(やまたのおろちの存在を聞かされ、

昨夜の赤い目をした怪獣だとのび太は思いました。

集落はオロチに荒らされ、怒りを鎮めるために娘を1人ずつ生贄として差し出す、といった神話・伝承に基づく話を聞かされ、のび太はオロチを倒すために奮い立ちます。

…が、ドラえもんは乗り気ではありませんでした。

しかし村の人たちは2人の勇気を讃え、ついに夜に生贄(のび太ドラえもん)を差し出すことに。

 

神話ではスサノオヤマタノオロチにお酒を飲ませ、ベロンベロンになったオロチを切り伏せる、という話になっていました。

2人はヤマタノオロチをひたすら待ち続けます。

のび太はたびたび「ヤマダノオロチ」と言い間違えるので、ドラえもん吹き出しの解説も添えて「いいか。頭が8つだろ。8つの又に分かれているからヤマタ!」と言い聞かせましたが、

のび太は「おかしいよ。頭が8つなら又は7つだよ。ナナマタノオロチというべきだ。」と反論しました。

しかしそうこうしているうちに、背後から恐るべきヤマタノオロチが姿を現し、のび太ドラえもんは芝居を打ち、お酒を飲むよう勧めます。

オロチはお酒を飲んだので作戦は成功したかに見えましたが、オロチは急にのび太たちに襲いかかりました。

ドラえもんはスモールライト、桃太郎のきび団子、必中ゴムパチンコ、催眠機、空気砲などあらゆる武器を駆使しましたがオロチには全く効かず…。

目の前に茂みがあるので2人は潜り込みますがのび太は迷子になってしまい、さらに運悪くオロチと鉢合わせになってしまいます。

そしてついに食べられてしまい…

ドラえもんは全てが終わったかと思い涙の叫びを訴えますが、その後オロチの体が白い光を放ち徐々に小さくなって…

なんと仰天の展開‼︎

1つのモンスターボールにオロチは吸い込まれ、跡形もなく消えてしまいました。

オロチの正体はずばり、ドラえもんの道具『モンスターボール』で生み出されたバーチャル映像だったのです。

2人は安心し、のび太は集落に行こうとしますが、これ以上歴史改変に関わるわけにはいかずドラえもんのび太を連れてタイムマシンで帰りました。

当然ながらドラえもんのび太に説教しました。

そしてのび太はタイムマシンの帰り際でも「又が7つでどうしてヤマタなの?」と聞き、最後までドラえもんを呆れさせました。

おしまい。

 

ーー2話感想

 

タイムマシンが壊れる、どっか行ってしまう、奪われてしまう、などの展開はもはやドラえもんでは王道です。

今回はのび太の不注意によりタイムマシンを探すはめになってしまいましたね。

さらに2話では珍しくジャイアンスネ夫静香ちゃんなど3人の主要キャラが登場せず、ドラえもんのび太2人だけのストーリーとなります。

 

のび太ヤマタノオロチの頭数にこだわるシーンは面白いですよね。

ドラえもんは「昔からこう呼ばれてるの!」とぶっちゃけていましたが、のび太にとっては納得できる解答ではなかったのでしょう。

 

余談ですが、現在のドラえもんと比べてこの頃は2人の表情が豊かというか、こっちのほうが藤子不二雄・原作に近いタッチで安心感がありますね。